押さえるべきポイント
2019年以来出題されていない。
けれど油断してはいけない。過去10回公表問題では出題されていない分野も突如現れることがある。
しっかりポイントを押さえておこう。
*それ以外は常識問題。一度目を通せばなんとかなる!
骨折の種類
単純骨折、複雑骨折、不完全骨折、完全骨折…それぞれ聞いたことがあるでしょうが
明確に説明できますか?
なんとなく…では乗り切れない設問があるのでしっかりおぼえましょう。
では一つ正誤問題。
複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。
複雑に折れてるのだから…正解〇かな。
ではもう一問。
骨が1か所で折れている状態を単純骨折といい、骨が2か所以上で折れたり、砕けている部分のある状態を複雑骨折という。
2か所以上なので〇でしょ。
いずれも過去に出題されたことのある問題で
正解は2問とも✖です。
単純と複雑の違いをしっかり理解することが大切です。
複雑骨折さえ分かればOK!
服がザッと破れるほどの骨折が複雑骨折。
正しくは骨折と同時に皮膚が破れ骨折部が露出した骨折のこと。
骨が粉々でも皮膚に損傷がなければ
単純骨折です。
骨にひびが入った状態が不完全骨折、
骨組織が完全に離断した状態が完全骨折です。
つまり複雑骨折は完全骨折です。
その他のキーワード
骨折の種類さえ頭に入ればあとは以下の2点がわかれば骨折を制することができます!
・骨折部の副子の当て方
・搬送の仕方
副子
こちらは副子の過去の正誤問題。
骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、その先端が手先や足先から出ないようにする。
この問題文のように副子を足先から出ないようにしたらどうでしょう。
かかとが支えられずイラストのように骨折部に負担がかかりますね。
よって答えは✖です。
搬送
では搬送についての過去の正誤問題。
脊髄損傷が疑われる負傷者を搬送するときには、柔らかいマットの上に乗せるようにする。
脊髄損傷の方を柔らかい担架で運んだらどうなるでしょう。
恐らくイラストのように腰に負担がかかり脊柱を圧迫するでしょう。
よって答えは✖です。
過去問を解いてみよう!
公表された「骨折」の過去問題は多くはないので確実に正答できるようにしておきましょう。
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