骨折
2019年10月
骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)骨にひびが入った状態は、単純骨折である。
(2)複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。
(3)開放骨折では、感染を防ぐため、骨折部を皮膚の下に戻してから副子で固定する。
(4)不完全骨折では、変形や骨折端どうしが擦れ合う軋轢音が認められる。
(5)脊髄損傷が疑われる負傷者を搬送するときには、柔らかいマットの上に乗せるようにする。
答え (1)
解説
(1)ひびだけでは「服がザッ」と破れるほどではないので単純骨折で正解。
(2)複雑骨折は「服がザッ」。
(3)感染を防ぐため骨に触れてはならない。
(4)不完全骨折とは骨にひびの入った状態。軋轢音が認められるのは完全骨折。
(5)硬い板の上に乗せる、が正解。
2018年10月
骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)骨にひびの入った状態を不完全骨折といい、骨が完全に折れている状態を完全骨折という。
(2)骨が1か所で折れている状態を単純骨折といい、骨が2か所以上で折れたり、砕けている部分のある状態を複雑骨折という。
(3)骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、手先や足先が副子の先端から出るようにする。
(4)皮膚から突出している骨は、直ちに皮下に戻すようにする。
(5)脊髄損傷が疑われる負傷者を搬送させる必要があるときは、硬い板の上に乗せてはならない。
答え (1)
解説
(1)正解。
(2)単純骨折と複雑骨折の違いは骨の折れている個所の数の違いではない。
(3)副子を手先や足先を副子の先端から出てもいいが必ずしも出るようにする必要はない。
(4)感染を防ぐため骨に触れてはならない。
(5)硬い板の上に乗せる、が正解。
2017年10月
骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)骨にひびの入った状態を不完全骨折といい、骨が完全に折れている状態を完全骨折という。
(2)骨が1か所で折れている状態を単純骨折といい、骨が2か所以上で折れたり、砕けている部分のある状態を複雑骨折という。
(3)骨折部が皮膚から露出した状態を開放骨折という。
(4)骨折部を副子で固定するときには、骨折した部分が変形していても、そのままの状態を保持して、直近の関節部を含めた広い範囲を固定する。
(5)脊髄損傷が疑われる傷病者を移動させる必要があるときには、硬い板などの上に載せる。
答え (2)
解説
(1)正解。
(2)単純骨折と複雑骨折の違いは骨の折れている個所の数の違いではない。
(3)正解。骨折部が皮膚から露出した状態を、複雑骨折又は開放骨折という。
(4)正解。
(5)正解。
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