過去問で学ぶ「作業環境における騒音」

押さえるべきポイント

覚えるべきことは他分野に比べ、多くはありません。
が、なぜか頭に入らないのは私だけ?

そんな時は過去の問題文をよく読んでそれをそのまま覚えるに限る!

ただし、周波数に関する数字だけはしっかり暗記しましょう。

キーワードを押さえよう

・等価騒音レベル
・騒音レベルの測定
・騒音性難聴の特徴
・音圧レベル
・周波数
・ストレス反応
・聴力低下の型

これらを過去の問題を参考に理解していきます。

等価騒音レベル

等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応している。

これが正しい選択肢。
等価騒音レベルに関する正誤問題は100%出題実績があるので必ず覚えましょう。

誤った選択肢として

等価騒音レベルは、単位時間(1時間)について10分間ごとのピーク値の騒音レベルを平均化した評価値で、変動する騒音に対して適用される。

等価騒音レベルは、中心周波数 500Hz、1,000Hz、2,000Hz 及び 4,000Hz の各オクターブバンドの騒音レベルの平均値で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応する。

が出題されます。
特に2つめは後半の説明が正しいので惑わされないようにしましょう。

騒音レベルの測定

騒音レベルの測定は、通常、騒音計の周波数補正回路のA特性で行い、その大きさはdB(A)で表示する。

これも最頻出の問題。
誤った選択肢としてはこれまで出題されたことはありません。
よく意味はわらからないけれど…
このまま覚えるのが賢明です。

騒音性難聴の特徴

騒音性難聴の特徴についていくつか知っておく必要があります。

初期には気づかないことが多く、また、治りにくいという特徴がある。

音を神経に伝達する内耳の蝸牛の中の有毛細胞が変性することにより起こる。

感音性の難聴で、耳鳴りを伴うことが多い。

通常、会話音域より高い音域から聴力低下が始まる。

音圧レベル

音圧レベルは、その音圧と、通常、人間が聴くことができる最も小さな音圧(20μPa)との比の常用対数を20倍して求められ、その単位はデシベル(dB)で表される。

周波数

人が聴くことができる音の周波数は、およそ20~20,000Hzである。

ストレス反応

騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。

騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、ストレス反応である副腎皮質ホルモンの分泌の減少が認められる。

↑↑このように前半が正しい場合、引っ掛かりやすいので注意!

聴力低下の型

騒音性難聴の初期に認められる4,000Hz付近を中心とする聴力低下の型をc5dipという。

日常会話音域の周波数は500~2000Hzです。
これより高い周波数で検査するということは「騒音性難聴の特徴」である

通常、会話音域より高い音域から聴力低下が始まる。

の納得材料になるはず。

さて覚え方

志村けんの『東村山音頭』ご存じですか?

口ずさめる方の多くは恐らくちゃんと1番から歌いだすかと…

1番は東村山4丁目です。

なんちょう(難聴)と4丁目、そして志村けんが尋ねている相手がジョニー・デップというので

騒音性難聴の初期に認められる4,000Hz付近を中心とする聴力低下の型をc5dipという。

を覚えました。

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